LDNFIX ドル売り、弱い米住宅指標がきっかけ

2014年10月28日 01:18

ロンドンフィックスにかけてはドルが売られた。米9月中古住宅販売保留件数指数は市場予想ほど伸びなかった。本指数は7月以降、105前後で停滞している。ドル円は107.65円、ユーロドルは1.2723ドル、ポンドドルは1.6147ドルまでドル安推移。ドル/加ドルは1.1255加ドルのドル高・加ドル安水準から1.12加ドル前半へとドル高推移がやや巻き戻された。NZドル/ドルは0.7890ドルまで小幅に上値を塗り替えた。
 
ただ、中古住宅販売保留件数指数の発表後にドルが売られたが、本指数の弱さに着目してドル安に振れるというのは腑に落ちない。住宅ローン市況が改善しているわけでもなく、回復らしい回復がみられない米住宅市場にとって本指数の弱さは想定内だろう。米経済指標を受けてドルが売られたというよりも、明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてハト派な見方がぶり返しているようだ。世界的な景気不安やエボラ出血熱などを背景とした不安的な金融市場が完全に立ち直ったとはいえない。
 
クロス円の方向感は揃わず。下げていたユーロ円は137円ちょうど付近まで切り返している。ポンド円は173円後半で方向感が乏しい。加ドル売りから加ドル円は95.76円まで下げた。豪ドル円は94.74円まで弱含み。
 
 
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