LDNFIX ドル売り、ドル円は先週からの反落局面が継続

2014年06月13日 01:23

為替市場ではドルが売られた。弱かった米小売売上高や米新規失業保険申請件数が発表された後、じりじりとドル安に振れた。米株式市場では調整安が継続。米長期債利回りも低下している。ただ、ロンドンフィックス前後でドル安が一巡しており、関連市場や弱い米経済指標を受けたドル売りというよりも、一時的なフローが値動きにつながった側面が強いようだ。
 ドル円は101.80円まで弱含み、先週からの反落局面が継続。ユーロドルは1.3555ドルまで反発。ロンドン午前には欧州中央銀行(ECB)理事会後の安値である1.3503ドルに迫ったものの、下値探りは後退している。
 ポンドドルは昨日からの堅調な流れを維持し1.6845ドルまで買われた。5月以降の短期下降トレンドラインを上抜いたことも上昇にはずみをつけた。豪ドル/ドルは0.9429ドルまで上昇し、4月以来の高値を更新。豪ドル/ドルは4月以降の三角もち合いから上放れている。NZドル/ドルは0.86ドル後半で高値もみ合い。NZ準備銀行(RBNZ)が利上げを継続する意向を示していることが背景。ドル/加ドルは1.0842加ドルまで加ドル高推移。
 ドル主体に展開するなかで、クロス円の方向感は定まらない。ユーロ円は138円ちょうど付近、ポンド円は171円半ばでやや重かった。豪ドル円は96円ちょうど前後でしっかり。NZドル円は88円前半で本日これまでの上げ幅を維持している。