LDNFIX ドル円119円半ば、GDPで加ドルは急伸

2015年03月04日 01:01

ロンドンフィックスにかけては加ドルの急伸が目立った。この日発表された加10-12月期GDPは市場予想を上回る+2.4%となり、前回分も+2.8%から+3.2%に上方修正された。また、12月GDPも前月比・前年比ともに市場予想を上回る強い結果となり、加ドルは急伸。ドル/加ドルは1.2433加ドルまでドル安・加ドル高が進み、加ドル円は96.27円まで高値を更新した。
 
手がかりが乏しく、日を通して調整下げが先行したドル円は119.39円まで一段安。高値圏で推移している米株の利益確定売りが優勢となったことや、米10年債利回りが一時マイナス圏に沈むなど上昇が一服したこともドル円の重しとなった。円以外の主要通貨に対してもややドル高への調整が優勢で、NZドル/ドルは0.7566ドルまで上値を伸ばし、豪ドル/ドルは0.78ドル前半でしっかり。また、ユーロ圏1月生産者物価指数の下振れを背景に1.1155ドルまで下押したユーロドルは1.12ドル前後に水準を持ち直し、ポンドドルは1.5345ドルを安値に1.53ドル後半に切り返した。
 
クロス円はまちまち。ユーロ円は133.68円、ポンド円は183.72円まで弱含んだ。一方で、NZドル円は90.54円まで高値を更新し、豪ドル円は93円後半の高値圏で堅調地合いを維持した。