LDNFIX ドル円107円前半、資源国通貨は軟調

2014年09月13日 00:14

ロンドンフィックスにかけては、小動きながらドルが主要通貨に対し堅調地合いを維持。この日発表された、米8月小売売上高は総合・コアともに市場予想通りの結果となったが、前月分は上方修正され、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回る84.6で、2013年7月以来の高い水準となった。ドル円は東京タイムでの107.40円を高値に伸び悩むも、107.30円付近でしっかり。関連市場では、ダウ平均が小幅安水準で動意が鈍く、米10年債利回りは7月末以来の高い水準となる2.60%台まで上昇基調を強めた。
 
資源国通貨は軟調地合いが継続。中国の景気減速懸念や、商品市場のさえない動きも重しとなり、豪ドル/ドルは0.9031ドル、NZドル/ドルは0.8146ドル、ドル/加ドルは1.1083加ドルまでドル高・資源国通貨安が進んだ。対円でも、豪ドル円は96.93円、NZドル円は87.41円、加ドル円は96.83円まで小幅ながら下値を広げた。
 
一方の欧州通貨は方向感なく小幅上下動。ユーロドルは対資源国通貨での買いも支えに一時1.2956ドルまで上値を伸ばしたが、クーン・ベルギー中銀総裁の「ユーロの下落はかなり有益」との発言も重しとなり、1.2908ドルまで押し戻された。ユーロ円は138.93円まで上値を伸ばし、底堅く推移。また、ポンドドルは1.62ドル前半、ポンド円は174円前半で方向感に乏しい動き。今週に入って、カーニーBOE総裁の発言を背景に買い戻しが進んだが、18日に英国からの分離独立の是非を問うスコットランドの住民投票を控え、積極的に買い戻しを進める地合いにはなっていない。
 
 
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