LDNFIX ドル円102円前半、地政学リスクへの警戒続く

2014年08月07日 00:22

ロンドンフィックスにかけては小動き。ただ、地政学リスクへの警戒からドル円・クロス円ともに上値の重い動きが継続。北大西洋条約機構(NATO)がこの日、露軍部隊がウクライナ国境付近に集結していると明らかにしたこともリスク回避姿勢を強めている。ヘーゲル米国防長官は「露軍がウクライナ侵入する可能性はある」、「露によるウクライナ侵攻の脅威は現実」と示唆した。先週から大幅下落したダウ平均は続落でスタートするも、下げ幅は限られ前日終値水準に戻して小動き。また、時間外で低下気味に推移していた米10年債利回りはやや下げ幅を縮小。米6月貿易収支は市場予想の赤字額を下回る415億ドルの赤字となり、2カ月連続で赤字額が縮小した。
 
ドル円は102.24円まで下押し後も戻りは鈍く、102円前半で上値の重い動き。クロス円の動意も限定的ながら地政学リスクへの警戒感で軟調地合いが継続し、ユーロ円は136円後半、ポンド円は172円前半、豪ドル円は95円前半、NZドル円は86円半ばで推移。対ドルではまちまち。ユーロドルは1.33ドル半ばに水準を戻して小動きとなり、豪ドル/ドルは0.9329ドルまで持ち直した。ポンドドルは1.68ドル前半、NZドル/ドルは0.84ドル半ばで上値が重かった。
 
一方の加ドルは買い戻しが優勢に。市場予想を上回った加貿易統計を好感し、ドル/加ドルは1.0929加ドル、加ドル円は93.69円まで加ドル高が進んだ。
 
 
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