LDNFIX ドル円101円後半、ユーロは買い戻し継続

2014年08月09日 00:30

ロンドンフィックスにかけては小動き。欧州序盤に進んだ円買いの巻き戻しも一巡し、動意は限定的にとどまった。ドル円は一時的に102円台を回復するも定着できず、101円後半で上値の重い動きとなった。米国防総省が「イスラム国の砲台を空爆した」と発表したことで、地政学的リスクが意識された。米長期債利回りが再び低下基調を強めたことも、ドル円の重しとなった。6月の米卸売在庫は前月比で市場予想を下回る+0.3%となり、前月分も下方修正されたが、相場への影響は限定的。
 
ユーロは買い戻しが継続。ユーロドルは1.34ドル大台を回復すると、1.3433ドルまで上値を伸ばし、ユーロ円は136.68円まで高値を更新。一方、ポンドは対ユーロでの下落に圧迫されて、ポンドドルは1.6788ドルまで弱含み、ポンド円も171円近辺で上値の重い動きとなった。また、地政学リスクへの警戒感が強い中、逃避通貨とされるスイスフラン(CHF)は堅調な動きで、ドル/CHFは0.9033CHF、CHF円は112.65円までCHF高となった。
 
加7月失業率は7.0%と、市場予想の7.1%より良かったものの、同就業者数は+200人と、予想の+2万人にとどかなかった。また、失業率の改善は非常勤雇用者数増によるもので、正規雇用者数は減少しており、指標発表後に加ドルは売りが優勢に。ドル/加ドルは1.0978加ドル、加ドル円は92.76円まで加ドル安が進んだ。オセアニア通貨は動意が鈍く、豪ドル/ドルは0.92ドル後半、NZドル/ドルは0.84ドル後半、豪ドル円は94円半ば、NZドル円は86円前半の狭いレンジ内で上下。
 
 
 
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