LDNFIX ドル円底堅い 米耐久財受注は過去最大の伸び

2014年08月27日 00:38

ロンドンフィックスにかけてはドル円が底堅く推移。この日発表された米経済指標では、7月耐久財受注が前月比で+22.6%と、統計開始以来で最大の伸びを示した。ぶれの大きい指標であることや、輸送用機器を除くコアが予想に反してマイナスへ沈んだため、ドル高の手掛かりとしては強さに欠けたが、ドル円は上振れ後の下押しを挟みながら104円台へ水準を回復させた。 8月消費者信頼感指数が92.4と、市場予想や前月を上回り、金融危機前となる2007年10月以来の高水準を示現したことに加え、米長期金利の持ち直しや続伸した米国株の動向も下支えとなった。ダウ平均は取引時間中の過去最高値を更新、S&P500は2000pの大台をしっかり維持して推移している。クロス円も欧米の株高や、対ドルでのドル高が一時的だったことを受け、一部で高値を更新する展開。ユーロ円は137.38円、豪ドル円は97.01円、加ドル円は95.02円までレンジ上限を拡大させた。ポンド円は172円半ば、NZドル円は86円後半までじり高で推移。
 
ユーロドルは1.32ドル台を回復させる場面があったほか、ドル/加ドルは1.0949加ドルまで、ここもとの加ドル安が巻き戻された。豪ドル/ドルは一時0.9331ドルまで日通しの高値を更新。米経済指標の好調な部分にスポットをあてたドル買いよりも、ロシアとウクライナの首脳会談の内容を見極めたいとの思いや、月末を控えたドル高への修正が優勢だった印象。ドルインデックスは82半ばで頭打ちとなっている。
 
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