LDNFIX ドル円・クロス円は上振れ後の下押し水準で推移

2014年11月19日 01:24

NY序盤、ドル円やクロス円は、ロンドンタイムに衆院解散と再増税延期を受けて上振れた後の下押し水準での推移を継続した。NZドルは主要輸出品目の乳製品価格の指数低下を受けて売られた。
 
ドル円は、ロンドンタイムにつけた117.07円から116円台へ下押し。米生産者物価指数が予想比で強めだったにもかかわらず、米長期金利が2.31%割れまで低下したことから、116.33円まで水準を下げる場面もあった。しかし同水準では下げ渋り、米長期金利が持ち直すと、116.60円台へ小反発。米11月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったことも、ドル円の下値を支えた。ユーロ円が145円後半へ下押し後に146円台へ持ち直すなど、クロス円もおおむね同様の動きだった。ポンド円は182円半ば、豪ドル円は101円後半で上下。ユーロドルは1.25ドル前半、ポンドドルは1.56ドル半ば、豪ドル/ドルは0.87ドル前半で推移した。
 
NZドルは、NZの主要輸出品目である乳製品の価格指数低下を受けて売られた。NZドル/ドルは0.7974ドルを上値に一時0.7920ドル台、NZドル円は93円付近から92円半ばに下落した。
 
加ドルは、ロンドンタイムにNY原油価格が一時76.44ドルまで上昇したことやドル売りに支えられ、対円で103.79円、対ドルで1.1260加ドルまで加ドル高が進んだ。しかし、NY原油先物がその後伸び悩み、加ドル高も小休止。原油価格がマイナス圏へ再び下げたこともあり、加ドル円は102.99円まで下落。ドル/加ドルは1.1324加ドルまで加ドル安が進んだ。