LDNFIX ドル円は小動き、ポンドは軟調

2014年06月24日 00:53

ロンドンフィックスにかけてのドル円は、動意の鈍い展開。本日発表された米製造業PMIや中古住宅販売件数は、揃って市場予想を上回ったが、市場への影響は限定的だった。ドル円は101.90円付近で上下した。米国の今後の金利動向を探る流れが続く中で、どちらか一方向にポジションを傾けるような状況にはないようだ。
 米6月マークイット製造業PMI・速報値は57.5(市場予想 56.0)、米5月中古住宅販売件数は489万件(市場予想 474万件)だった。
 ユーロは売り一巡も、戻りは鈍かった。ロンドン午前にさえないユーロ圏景況感を受けて売りが優勢だったユーロは、NYタイム早朝にかけて徐々に買い戻された。ユーロドルは1.3574ドルを安値に1.36ドル付近へもち直した。ユーロ円も138.60円付近へ下値を切り上げた。しかし、さらにユーロ買いを進めるような材料が限られる中で、ユーロドルは1.3585ドル付近、ユーロ円は138.40円近辺へ押し戻されて、動意を失った。
 そのほかでは、ポンドが軟調。ユーロの下げに連動した後は、ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りが重しとなり、ポンドドルは1.7002ドル、ポンド円は173.18円まで下げ幅を拡大した。明日のカーニーBOE総裁の議会証言に対する警戒感も上値を重くしたもよう。カーニー総裁に関しては、直近では早期利上げの可能性を示唆する発言をおこなったが、それ以前には政策金利が過去最低にとどまるとの期待を市場に定着させていた。見通しの急速な変化に対する突っ込んだ質疑がなされるのではとの思いがくすぶったようだ。
 
 
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