LDNFIX ドル円はダウ平均とともに下落先行も下げ渋る

2014年10月21日 00:19

NY序盤は、欧州株の反落に続き、米株もダウ平均が大幅に下落するなど思わしくない動きとなったことで、リスク回避の円買いが先行した。ダウ構成銘柄のIBMの決算が振るわなかった。一方でNASDAQは小幅安で寄り付き後、前週末の終値を上回ってプラス圏で推移。引け後にアップルの決算を控えた様子見ムードも強いようだ。
 
ドル円は106.79円まで下落。ダウ平均が前週末比120ドル近くまで一時下落するなどリスク回避が連想される展開となった。ただ、その後はダウ平均が下落幅を縮小し、小幅安で寄り付いたNASDAQやS&P500はプラス圏を回復。ドル円下落の勢いも緩んだ。クロス円も、ユーロ円が136.27円、スイスフラン(CHF)円が112.94円、加ドル円が94.71円まで水準を下げるなど円買い優勢だったが、下げ渋っている。
 
ユーロドルは、NY入りにかけ1.2750ドル台まで下押したものの巻き戻しが入り、1.2770ドル台へ小反発するなど、方向感が定まらなかった。各通貨とも対ドルでは、先週末に米指標の好結果や米株高を受けてドル買いが強まったことへの巻き戻しや、その緩みで上下している。ポンドドルドルは1.61ドル前半、豪ドル/ドルは0.87ドル後半で推移。NZドル/ドルは0.7977ドルと、ややレンジ上限を広げた。
 
 
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