LDNFIX ドル円、失業保険申請発表後に下押すも水準回復

2014年08月15日 01:58

NYタイム序盤、ドル円は米10年債利回りが2.39%割れまで低下したことから102.31円までじり安。一方でユーロドルは米金利の低下をにらんだドル弱含みから、1.3408ドルまで上昇した。ユーロ円もユーロドル上昇に連れて、137.25円まで上値を伸ばした。
 
しかしその後は米10年債利回りが2.42%台に持ち直し、ドル売りは一巡。ドル円は102.50円付近へ反発した。米新規失業保険申請件数の増加から米長期金利の低下が先行したが、米雇用の底堅さを否定するほどの内容ではないと、市場は受け止めているようだ。米債入札を控えていることも、一方的な金利低下が進むことを抑制した。
 
ポンドは、ユーロ上昇が頭打ちをなったところから、対ユーロでのポンド買いを支えに、対ドル・対円でも買い戻しが進みやすくなった。ポンドドルは、ロンドンタイムにつけた安値1.6658ドルから1.6697ドルまで本日のレンジ上限を広げた。ポンド円も171円付近へ水準を回復。しかし依然として昨日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)四半期インフレ報告のハト派的な内容を受けた上値の重さを引きずっている。
 
オセアニア通貨はまちまち。NY入りにかけ、豪ドル/ドルは0.9327ドル、NZドル/ドルは0.8514ドまでじりじり上値を伸ばした。ただ、その後は伸び悩み気味。豪ドルは豪消費者信頼感が大幅に改善した昨日来の流れが継続。NZドルは市場予想を上回るNZ4-6月期小売売上高が下支えとなっている。豪ドル円は1週間ぶりの高値95.50円をつけた。NZドル円は一時87.13円と5日以来の水準まで上昇も伸び悩み、その後は87円ちょうど付近で推移。
 
 
XEMarkets 口座開設