LDNFIX ドル円 予想より弱いISM受け反落も下げ渋る

2014年06月03日 00:43

NYタイム午前、ドル円は予想より弱い米5月ISM製造業景況指数を受けて反落したものの下げ渋った。ドル円はロンドンタイムに強まり始めたドル買い・円売りの流れを引き継ぎ、NY入りにかけて5月13日以来の高値102.29円まで上昇した。しかし、ISM製造業景況指数が53.2となり、市場予想の55.5、前月の54.9より弱い結果となると、102.05円前後へ反落。だが、同水準で下げ渋り、102.20円前後まで水準を回復した。米10年債利回りが、2.51%台から2.48%台へ低下し、結局2.52%をうかがう水準まで上昇した流れを追う格好となった。
 クロス円も同様に上下し、ユーロ円は139.25円から、ポンド円は171.38円から反落後、それぞれ下げ渋っている。欧州通貨は対ドルで米金利が低下してドル売りが強まった瞬間には小幅に戻りを試したものの、NY入り前に戻した水準を抜けきれず、ユーロドルは1.3620ドル台、ポンドドルは1.6760ドル付近を上限とした重い動きだった。
 オセアニア通貨は、ドル円の戻りとともに、豪ドル円が94.60円付近、NZドル円は86.60円付近まで小反発した。しかし東京・ロンドンタイムを通して続いた上値の重さは継続。豪ドル/ドルは0.92ドル前半から半ば、NZドル/ドルは0.84ドル後半で戻りが鈍かった。