LDNFIX ドルに持ち高調整の売り、米雇用統計を控え

2015年01月09日 01:16

ロンドンフィックスにかけて、ドルに持ち高調整の売りが入った。ユーロドルは2005年以来、ポンドドルは2013年以来のドル高・欧州通貨安水準を更新するなど、ドルインデックスは2005年以来の高値圏へと上値を伸ばしているが、米雇用統計の発表を控えて短期的な調整局面へと移行した。直近の構図として存在感を強めていた原油安・株安・円高は本日も影を潜め、米株式市場は大幅続伸の動きとなっている。S&P500は年初からの下げ幅を埋め戻した。
 
ドル円は119円後半から押し戻され、119円半ばへと水準を切り下げた。ユーロドルは1.18ドルちょうど付近まで、ポンドドルは1.51ドルちょうど付近まで戻りを試している。ドル/加ドルは1.18加ドル前半を中心にもみ合い。NY原油先物は前日終値水準で上下を繰り返している。
 
ユーロ円は140.72円まで弱含んだものの、NY勢参入後の方向感は乏しい。ポンド円は18円前半から半ばで小動き。豪ドル円は96.80円付近まで押し戻される場面はあったが、下値は広がっていない。大幅続伸している米株式市場がクロス円のサポートながら、円売りにはつながらず。