LDNFIX イベント控え各通貨まちまち、総じて様子見

2014年09月17日 00:45

NYタイム序盤、強い加指標を受けた加ドルが底堅い動きとなったり、ロンドンタイムまで下値を模索していた豪ドルやポンドが買い戻されたりしたものの、各通貨まちまちの推移。総じて、本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)や、18日のスコットランド独立に関する投票を控えた様子見ムードが支配的と感じられる。
 
ドル円は、米長期金利が2.58%に水準を持ち直してことへの反応も鈍く、107円前半レンジで小幅に戻した程度。ユーロドルは1.29ドル前半から半ば、ユーロ円は138円後半で上下した。
 
ポンドドルはロンドンタイムに4営業日ぶり安値1.6162ドル、ポンド円は3営業日ぶりの173円割れとなる172.99円まで下落したものの、それぞれ1.6220ドル台、173.90円付近まで反発した。スコットランド独立投票を控えた不透明感はあるが、結果が予想しにくいことや、仮に独立してもマーケットの影響に推測しにくさもある。ポジションを一方向へ傾けづらく、一方的にポンド売りを進めるのにも難しさがあるようだ。
 
豪準備銀行(RBA)議事録の金融引締めを連想させる文言を受けた買い上げが不発に終わった反動もあったようで、豪ドル/ドルはロンドンタイムに0.8989ドルまで下落。昨日つけた3月以来の安値0.8984に迫った。しかし、その後は0.9040ドル付近まで反発。豪ドル円も昨日のレンジをわずかに下回り8月22日以来の安値96.37円をつけてから、昨日来・本日にかけての高値水準96.80円台まで上昇した。ただ、いずれもFOMCほかイベントを控えるなかで、レンジを上下ともに大きくブレイクしきれない範囲での動意といえる。NZドル/ドルは0.81ドル半ばから後半、NZドル円は87円前半を中心に推移した。
 
一方で加ドルは、強い加製造業出荷額を受けで上昇。ドル/加ドルは一時1.1003加ドルと3営業日ぶりの1.1加ドル割れを試す加ドル高に。加ドル円も3営業日ぶりの高値97.34円をつけた。
 
 
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