LDNFIX イベント前の局所的な調整でドル安・ユーロ高

2014年06月19日 00:07

ロンドンフィックスにかけてはこの後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にドル安やユーロ高の動きが散見された。米株式市場は様子見ムードを強めており目立った動きは確認されていない。ただ、米長期金利が前日の上昇幅を失うように2.62%台までじりじりと低下し、ドルの上値を圧迫した。NYタイム序盤に発表された米1-3月期経常収支は予想より収支が悪化したが、これがドル安の主要な原因とは思われない。ドルやユーロを除いた主要通貨の値動きは極めて小幅だったことから、フロー主導の調整が支配的だったもよう。
 ドル円は102.04円まで日通しの安値を塗り替えた。FOMCでは失業率やインフレ見通しが上方修正される可能性はあるものの、利上げを急がない姿勢が強調されるとの見方が支配的。一方でユーロドルは1.3584ドルまで上値を伸ばし、直近のレンジ上限となる昨日高値1.3588ドルに肉薄する場面があった。BOE議事録公表後のポンドの調整安を受けた対ポンドでのユーロ買いの勢いは落ち着いたが、ユーロポンドは0.80ポンド前後とこの日のユーロ高水準を維持している。ポンドドルは1.69ドル半ばでもみ合い。豪ドル/ドルは0.93ドル半ば、NZドル/ドルは0.86ドル半ばで比較的底堅く推移した。ドル/加ドルは加4月卸売売上高の上振れを受けて一時1.0858加ドルまで加ドルが買われた。クロス円はユーロ円が対ドルの上昇を受けて138円半ばで下押しを限定的とした一方、ポンド円は172.91円までドル円につれ安。豪ドル円は95円半ば、NZドル円は88円半ばで方向感は限定的。
 
 
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