LDNFIX さえない米景況指標でドル売りも、値幅は限定

2014年07月02日 00:26

ロンドンフィックスにかけては、ドル売りが優勢。上昇が見込まれていた米6月ISM製造業景況指数は市場予想や前月を下回る55.3となり、5月建設支出も予想比弱めの+0.1%となった。この結果を受けてドルは売りで反応し、ユーロドルは1.3701ドルまでレンジ上限を広げ、5月21日以来の1.37ドル台を記録。英PMIを支えに堅調のポンドドルは2008年10月以来の高値水準を1.7162ドルまで伸ばした。資源国通貨も堅調な流れを維持し、豪ドル/ドルは0.9493ドルまで上値を伸ばし、昨年11月以来の0.95ドル台回復を迫ったほか、NZドル/ドルは0.8791ドル、ドル/加ドルは1.0652加ドルまでドル安・資源国通貨高が進んだ。ただ、ISM製造業景況指数の結果が景気減速懸念を強めるほど弱い結果となったわけでもなく、今週後半の米雇用統計を控え、値動きは限られた。
 
ドル円は101円半ばでもみ合い。欧米株の堅調な流れを受けたリスク回避の円買いが後退し、主要通貨に対しドル売りが優勢となる中、ドル円は動きにくい相場展開が続いた。クロス円はしっかり。対ドルでの上昇や株高を支えに、ポンド円は174.23円、豪ドル円は96.37円、NZドル円は89.24、加ドル円は95.32円まで高値を更新した。ユーロ円は伸び悩むも、138円後半で底堅さを維持。
 
 
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