LDNFIX 軽くドル高へ調整も米雇用統計控えレンジ限定的
2013年10月22日 00:17
NYタイム午前、為替はユーロドルが先週末の安値1.3651ドルを下回るなどドル高方向への調整が散見された。ポンドドルも一時1.6132ドルまでじり安。ドル円は98.24円まで上昇した。米9月中古住宅販売件数は529万件となり、市場予想の530万件とほぼ変わらずの結果で、為替の反応は薄かった。先週末に約3カ月ぶりの水準2.538%まで低下した米10年債利回りがじりじり戻し、2.612%(前日比+0.035)まで上昇したことがドル買いの手掛かりとなっていたようだ。しかし明日に米雇用統計の発表を控え、様子見ムードは強い。さらに政府機関閉鎖や米国債デフォルト懸念の影響の見極めが重要であることから、今回の雇用統計がFRBの当面の金融政策運営に影響する度合いは限られる。10・11月分の方が重要であるとの見方が強く、動きにくさを誘っている。
他通貨も、一時ドル高方向への調整を見せながらも、豪ドル/ドルは0.96ドル半ばから後半、NZドル/ドルが0.84ドル半ばから後半の限られたレンジでの上下。クロス円も、ユーロ円が134円前半、ポンド円が158円半ば、豪ドル円が94円後半、NZドル円が83円付近を中心とした動きで、強い方向感はなかった。