LDNFIX 円買い・ドル売り散見、ドル円は100円割れ
2013年09月12日 00:30
NY序盤は円買い・ドル売りが散見するも、値幅は限定的にとどまっている。手がかりになりそうな材料も乏しく、次の焦点が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に移りつつあるなかで方向感に欠ける動きとなった。NYタイムに発表された米7月卸売在庫は前月比+0.1%となり、市場予想の+0.3%を下回る結果となったが、為替市場の反応は薄い。また、米株もまちまちで、ダウ平均は小幅高水準での推移となったが、NASDAQ、S&Pは前日比マイナス圏での推移となるなど方向感に欠ける動き。
ドル円は、米長期債利回りが低下気味で推移する動きを眺めながら100円の大台を割り込むと99.83円までレンジ下限を広げた。また、クロス円も昨日に中国経済の持ち直しへの期待感やシリア懸念後退を背景に進んだ円売りの調整が優勢となり、ユーロ円は132.77円、豪ドル円は92.93円、NZドル円は80.54円、加ドル円は96.58円まで日通しの安値を更新したが、値幅は限られている。
ドルストレートはドル売りがやや優勢。ユーロドルは1.3314ドル、ドル/スイスフラン(CHF)は0.9302CHF、ドル/加ドルは1.0324加ドルまでドル安・他通貨高が進んだ。オセアニア通貨も、豪ドル/ドルは0.93ドル前半、NZドル/ドルは0.8070ドル付近に水準を切り上げたほか、英失業率の改善を受けたポンドドルは1.58ドル前半で堅調地合いを維持しての推移となった。