LDNFIX ユーロドル1.35ドル割れ、ドル買い戻し優勢

2013年09月21日 00:34

 ロンドンフィックスにかけては、米連邦公開市場委員会(FOMC)直後に進んだドル安の流れが、引き続き緩やかに巻き戻された。ブラード米セントルイス連銀総裁が「10月FOMC会合後の会見開催あり得る」と述べ、10月の量的緩和策(QE)縮小開始への思惑が広がったことが手掛かりとなった。QE縮小開始の時期については、今後に発表される経済指標次第の部分が強いものの、米金融当局の次の一手が緩和縮小との見方は崩れてはいないようだ。
 また、この日発表された加8月消費者物価指数は総合・コアともに市場予想通りとなったことから、材料にはならなかった。
 ユーロドルは、昨日安値を下回って1.3498ドルまで下落した。その他の通貨もポンドドルが1.5986ドル、豪ドル/ドルが0.9377ドル、NZドル/ドルは0.8355ドル、ドル/加ドルは1.0302加ドルまで他通貨安・ドル高が進んだ。
 クロス円も軟調。他通貨がドルに対して軟調となったことが影響した。ユーロ円は134円半ば、ポンド円は159円半ば、NZドル円は83円前半で上値が重くなったほか、豪ドル円は93.42円まで水準を下げた。この間、ドル円はしっかり。ドル買い戻しの流れを受けて99.68円まで上昇し、昨日高値を更新した。その後は、クロス円の上値が重くなったことで上昇幅は限られながらも、99円半ばで底堅く推移した。