LDNFIX ドル買い・リスク選好の円売り 米財政協議楽観

2013年10月17日 00:37

 NYタイム序盤は、米財政協議に関する楽観的ニュースを受け、ドル買いやリスク選好の円売りが優勢だった。法案通過へ向け上下両院指導部に動きがあり、下院で審議に合意したとの観測報道が伝えられた。その後に下院共和党関係筋から、決定はなされていないとの発言もあったが、市場では楽観ムードが優勢だった。
 ドル円は、9月27日以来の99円台回復に近づく高値98.92円までドル買い・円売りとなった。クロス円でも幅広く円売りが進み、ユーロ円は一時133.75円、ポンド円は158.04円、豪ドル円は9月19日以来の高値94.30円、NZドル円は83.29円、加ドル円は95.59円まで上昇した。米株価の上昇もリスク選好の円売りを支えた。ただ、欧州通貨は対ドルでの下落に押され、対円でも次第に上値が重くなった。
 ロンドンタイムに進んだ対欧州通貨でのドル売りは一転し、ユーロドルは1.3567ドルを上値に1.3472ドルまで、ポンドドルは1.60ドル前半から1.5904ドルまで急落。一方でオセアニア通貨はリスク選好地合い支えられ底堅く、豪ドル/ドルは0.95ドル前半、NZドル/ドルは0.84ドル前半と高値圏を維持した。