LDNFIX ドル買いやや優勢 NY休場で限られた値幅
ロンドンフィックスにかけては、特に目立った動意材料もなく、ロンドンタイム序盤に強まった円売りの流れは一服した。NY市場がレーバーデーの祝日で休場ということもあって市場参加者は少なく、ドル円やクロス円は限られた値幅で上下した。
ドル円は、ロンドン序盤に先月2日以来、1カ月ぶりの高値99.44円まで上昇してからは、99円前半で調整気味に推移。ただ、ロンドンフィックスにかけてドル買いが強まると、99.30円台までの限定的な値幅の戻りながら、底堅さを感じさせる動きも見せた。クロス円も同様に、ユーロ円が131.39円から130円後半、ポンド円は154.94円から154円半ばへ下押し。豪ドル円は89.53円から89円前半、NZドル円は77.76円から77円半ば、加ドル円は94.35円から94.10円台へ水準を下げた。しかし、いずれもロンドン序盤に強まった円売りに対する調整の範囲の動きといえ、高値圏から大きく離れる展開にはならなかった。
一方、対ドルではロンドンフィックスにかけてドル買いがやや強まり、各通貨上値が重かったものの、やはり限られた値幅での動きといえた。ユーロドルは、ロンドンフィックスにかけて東京タイムの朝方につけた安値1.3192ドルを割り込み、一時1.3183ドルまで下落した。しかし急激に下落幅を広げていく状態にはならなかった。ポンドドルは1.55ドル後半から1.55ドル半ばに下押し。豪ドル/ドルはNY入り前につけた高値0.9015ドルから0.89ドル後半へ、NZドル/ドルも同じく0.7835ドルから0.78ドル前後まで水準を下げたものの、いずれも限られた値幅といえた。