LDNFIX ドル買いに傾斜、米経済指標の好結果に反応
2013年10月02日 00:35
ロンドンフィックスにかけてはドル買いが優勢。米予算協議については上・下院で足の引っ張り合いが続き進展が見られないが、こちらについては市場は悲観材料をほぼ織り込んでいる状態でありヘッドラインにも特段反応は見られず。一方、米政府機関の閉鎖から週末の米9月雇用統計の発表が見送られるとの観測もあるなかで、本日発表された同ISM製造業景況指数は市場予想比で好結果となり、マーケットはこちらに反応する格好でドル買いに傾斜することとなった。なお米予算関連では「米上院、下院が可決した暫定予算案を再び否決」といったヘッドラインが流れていたが、一方で格付け会社フィッチは「米政府機関閉鎖は格下げのきっかけとはならず」との見解を示している。
ドルストレートは下落。ユーロドルは1.35ドル半ばでの推移を続けていたが、米経済指標発表後のドル買いを受けて1.3517ドルを示現。そのほか、ポンドドルは1.62ドルの大台を割り込んだほか、資源国通貨も、豪ドル/ドルは0.94ドルの大台を割り込み、NZドル/ドルは0.8248ドルまで下落した。一方ドル円は98円の大台を回復すると98.25円近辺まで持ち直した。しかしながら、米経済指標によるドル買い一巡後は、徐々にドル売りに傾斜し勢い自体は限定的となった。
またクロス円については、ドル円の上昇に後押しされて底堅さを示すと、ユーロ円は132.30円を本日安値に133円水準まで持ち直す動きに。そのほか、ポンド円は159円の大台を回復させ、豪ドル円は92円の大台を割り込むも下押し圧力は限定的なものにとどまった。