LDNFIX ドル売り優勢、米ISM非製造業指数は予想比悪化

2013年10月04日 00:54

 ロンドンフィックスにかけて、為替はドル売り傾向に。米9月ISM非製造業景況指数が予想を大きく下回ったことからダウ平均が大幅安となったほか、米10年債利回りが低下しリスク回避傾向が強まったことから、為替相場では安全資産である円への需要が高まりドル円・クロス円は下押した。一方、ドルストレートではユーロドルはドル売り主導により買い進まれたものの、ポンドドルは対ユーロでの下落が重しとなったことから下げ幅を広げる展開に。また資源国通貨は、米指標発表後はドル売り主導で上昇したものの、その後はダウ平均が大幅安で推移していることなどが重しとなって伸び悩むと反落することとなった。なお、明日4日に予定されていた米9月雇用統計の発表については米労働省より正式に発表を取り止めるとの見解が伝えられている。
 ドル円は軟調。ダウ平均の大幅安と米10年債利回りの低下が重しとなって下げ幅を広げると、97.18円を示現。ドルストレートでは、ユーロドルはドル売りならびに対ポンドでのショートカバーなどが後押しとなって1.3633ドルまで上昇した。一方、ポンドドルについては対ユーロでの下落が重しとなり1.6160ドルに控えていた買いオーダーをこなし1.6155ドルを示現した。資源国通貨は、豪ドル/ドルはドル売り主導で当初は0.9416ドルまで上昇したものの、その後は大台を維持することができず0.93ドル後半で推移。NZドル/ドルは0.83ドルちょうどを中心に狭いレンジでの動きとなった。
 クロス円は、リスク回避の円買いを背景に上値は重く、ユーロ円は132円半ばまで軟化したほか、ポンド円は157.16円、NZドル円は80.54円まで売られ、豪ドル円も91.20円水準まで押し戻された。