LDNFIX ドル円は日通しの高値を更新、全体的には模様眺め
2013年09月18日 00:38
ロンドンフィックスにかけては、ドル円が日通しの高値を更新。独ZEW景気期待指数が2010年4月以来の高水準となり、欧州経済に対する期待感が広がるなど、世界経済への不安が後退しつつあることが円の上値を重くした。ドル円は、米長期金利が上昇に転じた場面で99.39円まで上昇幅を拡大した。また、クロス円もしっかり。ダウ平均が3日続伸となる中、資源国通貨中心に円売りが進んだ。NZドル円が81.89円と5月31日以来の高値を更新したほか、加ドル円が96.69円、豪ドル円が93.00円近辺まで上値を伸ばした。またユーロ円も、132円半ばへ下値を切り上げた。ただ、本日から2日間にわたり開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、ポジションをどちらか一方に傾けづらいとあって各通貨の動意は限定的だった。
ドルストレートは、おおむねクロス円の動きに連動。NZドル/ドルは0.8245ドル、豪ドル/ドルは0.9363ドル、ドル/加ドルは1.0274加ドルまで資源国通貨高が進んだ。加ドルは、8月1日以来の加ドル高水準となる。ただ、ユーロドルはやや上値の重い展開に。ユーロ円がじり高で推移したことは下支えとなったが、ユーロクロスでのユーロ売りが重しとなり1.3350ドル付近で伸び悩んだ。
またこの日発表された米経済指標では、8月消費者物価指数が総合・コアともに市場予想を下回った一方で、対米証券投資は予想に反して流入超となり、手掛かりにはなりづらかった。