LDNFIX ドル上昇 ISM製造業景況指数が好結果に
2013年09月04日 00:21
NYタイム序盤は、強い米8月ISM製造業景況指数を好感しドル買いが先行した。ドル円は一時99.86円まで上昇。一方でユーロドルは1.3144ドル、ポンドドルは1.5529ドルまで下落した。米ISM製造業景況指数は55.7となり、市場予想の54.0、前月の55.4を上回った。内訳では、新規受注が大幅に伸びたうえ、雇用指数は前回を下回ったものの強弱の分かれ目である50を上回る水準を維持した。
資源国通貨は対ドルでまちまち。オセアニア通貨は、ISMの発表直後こそドル買いの強まりを受け下押したものの、市場のリスクセンチメント改善を好感し、豪ドル/ドルは一時0.9073ドルまで上昇、NZドル/ドルも0.78ドル前半と本日の高値圏を回復。一方で加ドルは1.05加ドル半ばと、限られた値幅ながら対ドルで軟化した。
ドル円につれ、クロス円は上昇が先行。豪ドル円は90.48円、NZドル円は78.17円、加ドル円も94.86円まで上昇幅を広げた。ただ、ユーロ円は131円前半、ポンド円は155円前半でしっかりながら、本日の高値更新には至らなかった。米ISMに対するドルストレートの反応の違いがクロス円の値動きの差異につながったようだ。