LDNFIX ややドル買いも、FOMC議事録待ちの姿勢は維持

2013年08月22日 01:07

 ロンドンフィックスにかけて、ややドル買いに傾斜もイベント待ちの様相変わらず。米7月中古住宅販売件数が市場予想を上回ったほか、2009年11月以来の高水準を示現するなど米国の住宅市況の好調さを示す内容に。これを受けて米量的緩和(QE)の早期縮小への見方も幾分強まり、為替相場ではドル買いで反応する場面も見られた。ただ、この後に7月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控えていることからイベント待ちの様相は変わらず動意は限定的なものにとどまった。なおドルインデックス緩やかな上昇を続けた。
 ドル高に傾斜するなかドル円は上昇、ドルストレートは下落。前述した通り、ややドル高基調となりドル円は97.77円まで上昇。ドルストレートでは、ユーロドルが1.3370ドルに控えていたリアルマネー系の買いオーダーなどをこなしながら1.3354ドルまで売り込まれた。そのほか、ドル/加ドルは1.0455加ドルまでドル買い・加ドル売りが進んだ。また、豪ドル/ドルは本日安値となる0.9000ドルの更新を試す展開、ポンドドルは対ユーロでの上昇が支えとなったものの、1.5670ドル水準で上値の重さが目立った。
 クロス円は、ドル主導の展開なかで動意は限定的。ユーロ円は130円半ば、ポンド円は153円前半、豪ドル円は88円ちょうど近辺、NZドル円は76円後半で推移し、明確な方向感には乏しかった。