LDN午前 FOMCを控えた調整、ドル高・円安基調が続く

2014年10月29日 00:21

ロンドンタイム午前の為替相場は、円売りが優勢。本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え動意は限られたが、欧州株が反発して寄り付いたことや中国・香港株の堅調さを背景に円売りや資源国通貨買いも見られた。
 
107円後半でもみ合いが続いたドル円は、株高や米長期債利回りの上昇も支えに108円大台を回復すると、108.18円まで高値を更新した。ユーロドルは1.2685ドルまで安値を更新した後は1.27ドル付近に水準を戻すなど方向感は鈍く、ポンドドルも1.6088ドルを安値に1.61ドル前半に水準を戻した。対円では底堅い動きで、ユーロ円は137.41円、ポンド円は174.35円までじり高。
 
資源国通貨は堅調な動きで、豪ドル/ドルは0.8843ドル、ドル/加ドルは1.1214加ドルまでドル安・資源国通貨高が進んだ。また、豪ドル円は9日以来の高値水準となる95.61円まで上昇し、NZドル円は85.47円、加ドル円は96.41円まで上値を広げた。
 
本日はユーロ圏で主な経済指標の発表や注目のイベントがない。手掛かり不足のなか、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)公表を前にした調整が見られるが、方向感を伴った大きな値動きにまでは発展していない。
 
 
 

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