LDN午前 欧州各国のGDPは材料視されず、ユーロ小動き
2015年02月13日 21:18
ロンドンタイム午前の為替相場は小動き。おおむね強い結果となった欧州各国の10-12月期GDPは材料視されず、ユーロは小動き。独やユーロ圏の10-12月期GDPは前期比・前年比ともに市場予想を上回った一方で、ギリシャは前年比で市場予想を下回る+1.5%にとどまった。ウクライナ停戦合意や、ギリシャ協議進展への期待感がユーロの下支えとなり、ユーロドルは1.1443ドル、ユーロ円は136.02円までわずかに高値を更新した。ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りにも圧迫され、昨日に英四半期インフレ報告を受けて上昇したポンドドルは1.5375ドルまで調整下げとなり、ポンド円も182円後半で伸び悩んだ。
米10年債利回りが一時2.0%台を回復するなど上昇気味に推移した動きも好感し、ドル円は118円後半に水準を持ち直した。ただ、積極的に買いを進める材料も乏しく、119円大台回復を試す動きは見られなかった。オセアニア通貨も動意に乏しい動きもやや上値が重い。豪ドル/ドルは0.77ドル前半、NZドル/ドルは0.74ドル前半に押し戻されたほか、豪ドル円は91.86円まで弱含み、NZドル円は88円前半で軟調な動きとなった。