EU加盟国法律顧問 破綻行の処理担う単一清算機関、条約違反の可能性
2013年10月08日 14:33
欧州連合(EU)加盟国の法律顧問は、欧州委員会が提案した銀行の破綻処理を担う単一の清算メカニズム(SRM)がEUの創設を定めた条約違反となる可能性があり、権限の縮小か、EUの中核機関との責任分担が必要になるとの見解を示した。法律関連文書で7日、明らかになった。このメカニズムは、域内の銀行システムを安定化させるうえで核になる。EUは新たな機関設立を提案しているが、ロイターが入手した文書によると、EU加盟国の法律顧問は、計画されている機関が広範な権限を持つことはEUの条約では認められないと指摘した。