NY為替概況 円高、ウクライナ上空で航空機撃墜

2014年07月18日 06:19

為替市場はリスク回避モードに。アムステルダム発・クアラルンプール行きのマレーシア航空機がウクライナ東部で墜落した。300名近い乗員・乗客が死亡。ウクライナ内務相は反政府勢力によって撃墜されたと述べた。ウクライナ問題に絡んで、西側が対露制裁を強化したタイミングだけに、緊迫感が一気に増した。米当局者は墜落機に地対空ミサイルが発射されたと言及しているもよう。バイデン米副大統領も「マレーシア航空機は明らかにウクライナで撃墜された」と発言した。
 
本日発表された米経済指標では、住宅建設許可件数や住宅建設許可件数が弱かった。フィラデルフィア連銀製造業指数は市場予想を上回り、2011年3月以来の高水準を記録。今週発表された7月の米NY連銀製造業景況指数に続き好調な結果だったが、リスク回避一色で相場に対する影響は限定的。
 
米株式市場には売りが続き、円や米債が買われた。米長期債利回りは2.441%まで一段と低下。ドル円は101.14円、ユーロ円は136.83円、ポンド円は173.00円、加ドル円は94.00円、豪ドル円は94.54円、NZドル円は87.67円まで下げた。ユーロ円は2月以来の安値を更新。
 
ユーロドルは1.3516ドルまで下落し、2012年以降の上昇トレンドラインや1.3500ドルの節目を見据えた展開が継続。利益確定の売りからポンドドルは1.7086ドルまで軟化。ただ、リスク回避のドル高パターンには至っていない。
 
豪ドル/ドルは0.9391ドルまで上昇後、クロス円の下げにつれ0.9347ドルまで反落。NZドル/ドルは0.8667ドルまで下げた。
 
 
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