NY為替概況 ドル安円安、ドル円101円半ばでこう着、豪ドル一段高

2014年07月02日 06:16

 

NYタイムの為替市場は昨日に続きドルが主要通貨に対し、軟調な動きとなった。米6月ISM景況指数の予想比下振れを受けたドル売りは限定的となったが、直近のドル安地合い継続。米6月ISM景況指数は市場予想や前月を下回る55.3となったが、年初来高い水準を維持し、新規受注に関する指数は昨年12月以来の高い水準となった。発表直後はややドル売りが優勢となり、ユーロドルは5月21日以来の高値水準となる1.3701ドルまでレンジ上限を広げたが、1.37ドル台に定着できず1.3676ドルまで押し戻された。ポンドは強い英PMIを受けた地合いを継続させ、ポンドドルは2008年10月以来の高値を1.7166ドルまで伸ばした。資源国通貨は一段高。中国の製造業景況指数の改善やハト派色が乏しかったRBA声明が蒸し返されて、豪ドル/ドルは昨年11月以来の0.95ドル台を回復すると、0.9505ドルまで高値を更新した。また、NZドル/ドルは0.8791ドル、ドル/加ドルは1.0631加ドルまでドル安・資源国通貨高が進んだ。
 
ドル円は101円半ばでもみ合い。欧米株高でリスク回避の円買いが後退し下げ渋るも、主要通貨に対しドルが弱含んだことで上値も重く、方向感に欠ける動きが続いた。クロス円はしっかり。ポンド円は174.29円、豪ドル円は96.50円、NZドル円は89.24円、加ドル円は95.51円まで日通しの高値を更新した。ユーロ円は伸び悩むも138円後半で底堅く推移。
 
 
ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)