NY為替概況 ドル全面高、ドルは109.50円台に到達

2014年09月27日 06:06

NY為替市場は、ドルが全面高。月末・四半期末のドル買い需要があったようだ。フィックス通過後は全般的に動意がおさまったが、ドル円はNY午後に入ってもじりじりと上値を伸ばした。ドル円は109.54円まで上げ、2008年8月以来の高値を更新している。米株価指数の一段高など、円売りの材料はあったものの、ドル円相場を主導したのはドル買いだった。アルゴリズムのような規則的なドル買いが続いた後、109.50円前後のストップを絡めている。
 
ユーロドルは年初来安値を更新し、1.2677ドルまで下げている。ポンドドルは1.6238ドル、ドル/加ドルは1.1169加ドル、NZドル/ドルは0.7860ドルまでドルが上昇。米4-6月期GDP・確報値は市場予想並の伸びだったが、改定値から上方修正され、あらためて米経済の堅調さが示された。タカ派の米金融当局の主張を支援する。欧州の景気は下振れし、英経済への波及は免れない可能性が高いことも、対ドルでの欧州通貨売りを後押し。値動きの軸に変化はない。NZドルはNZ当局の通貨高けん制が依然として重し。
 
加ドルやNZドル、欧州通貨が対ドルで軟化したためクロス円は重い。ユーロ円は138円半ば、ポンド円は177円半ばへと重くなった。加ドル円は98.29円の高値から98円ちょうど前後へと押し戻された。
 
 
XEMarkets 口座開設