NY為替概況 まちまち 方向感定まらず

2014年11月25日 07:37

週明け24日のNYタイムは各通貨が総じて小動き。欧州通貨が底堅く推移する一方、資源国通貨が重さを感じさせるなど、方向感も定まらなかった。ドル円も序盤に買いを先行させた米株価の動向を受けて118.49円まで上振れたあとは、長期金利の低下に圧迫されて失速した。この日発表された米国の経済指標は、10月シカゴ連銀全米活動指数や11月マークイットPMIが市場予想や前月を下回る冴えない内容だったが、11月ダラス連銀製造業活動指数は小幅に上振れた。ただ、関連市場を含めて反応は鈍く、取引は盛り上がりに欠けた。
 
ユーロドルはワイトマン独連銀総裁が「ECBの国債購入には法的に高いハードルがある」、「当局は成長回復に集中するべき」と述べたことが伝わると一時1.2445ドルまで上値を拡大。ポンドドルも1.5715ドルまで連れ高で推移。ただ、クーレECB総裁が「必要な場合は追加の措置を講じることでECBは全員一致」、「次回会合で資産買入に関する議論をしたい」と発言すると上げが一服するなど発言に一喜一憂。ユーロ円は147.32円まで高値を塗り替えたものの、中盤以降は147円前後で膠着。ポンド円も185.96円を高値に伸び悩んだ。
 
豪ドル/ドルは0.8602ドル、NZドル/ドルは0.7846ドル、ドル/加ドルは1.1312加ドルまで対ドルで下落。先週末に中国の利下げを受けて買われていた流れは早くも反転した。豪ドル円は101.82円、加ドル円は104.65円まで安値を塗り替え、NZドル円も93円を割り込んで上値重く推移した。
 
 
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