NY為替概況 手掛かり難、ドル円は101円後半で小動き

2014年07月29日 06:17

NYの為替市場は方向性の見定めづらい展開。週内の米FOMCや米4-6月期GDPなどの結果を見極めたいとのムードが広がり、各通貨とも足もとの水準で落ち着いた値動きだった。
 
ドル円は101円後半で振幅。6月中古住宅販売仮契約指数が前月比-1.1%と、市場予想+0.5%に反してマイナスとなったことを受け、米長期金利が下げた場面で101.75円と本日安値を1p塗り替えた。ただ米長期金利の低下が一巡すると、ドル円の下押しも一服。その後は101.80円近辺でもち合った。本日の値幅は16pと極端に狭く、取引は盛り上がりに欠けた。その他の経済指標では、米7月マークイット総合PMI・速報値や同ダラス連銀製造業活動指数は市場予想並みだった。
 
ユーロドルも小動き。対ポンドでのユーロ買いフローが後押しとなって、1.3444ドルまで上昇幅を広げる局面はあったが、1.3450ドル付近の売りに上値を抑えられた。ユーロ円は、136円後半でドル円やユーロドルの値動きに合わせて上下したが、明確な方向性は定まらなかった。
 
ポンドドルは前半に1.7001ドルまで上伸したが、後半はユーロに対してポンドが緩んだことが重しとなり、1.6980ドル付近へ押し戻された。一方で、豪ドルは底堅く推移。先週末に下落した反動から買い戻しが入り、豪ドル/ドルは0.9413ドル、豪ドル円は95.88円までそれぞれ高値を塗り替えた。とはいえ、手掛かりとなりそうな材料は見当たらず、あくまでも買い戻しの域を出なかった。
 
 
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