NY市場 ドル円は116.40近辺まで値を落とす 日銀に様々な報道

2015年01月16日 03:43

先ほどからドル円に売りが入っており、116.40近辺まで値を落としている。米国債利回りの低下が続いており、米株がやや下げ幅を拡大したことが圧迫した面もあるようだ。NY時間に入って買い戻しの動きも見られたが、原油の上げが失速していることもあり、117円台の抵抗が強く、一旦、ロング勢も諦めたのかもしれない。

原油安によるインフレ低下期待で、日銀は更に緩和を拡大するとの期待もある一方で、日銀幹部がこれ以上の国債購入に懸念も出始めているといった報道も流れている。

日銀の国債大量購入が続いている他、このところの原油急落もあって、日本国債の利回りは下げが続いており、10年債は0.25%まで低下してきている。あまりの低さに、金融機関からは不満も出始めており、生命保険会社は貯蓄性の高い「一時払い終身保険」の保険料を引き上げる動きも出ている。十分な利回りを確保するのが困難になっているためとしている。

そのような中、来週の日銀決定会合では、近く期限が到来する「貸出増加を支援するための資金供給」と「成長基盤強化を支援するための資金供給」について、期限延長と規模拡大を決定するのではとの報道も流れている。