見通し(東京市場 為替) 連休明けの方向感を見定める展開に

2014年04月22日 08:01

昨日の海外市場はイースターで市場参加者が引き続き乏しかったが、ユーロ売りや円売りが見られた。ドル円は102円半ばでしっかりと推移。ユーロドルは1.3787ドルまで下げた。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和の実施に向けて動いているうえ、1.39ドル付近では欧州の当局者が口先介入で上値を阻んでおり、ユーロは重くなりやすいようだ。ポンドドルは1.68ドルちょうどを挟んで上下した。
 本日からイースター休暇明けの市場参加者が戻ってくる。ロングウィークエンドの間、ウクライナでは4者協議が合意に至ったにも関わらず死者が発生し、ECBが無制限の債券購入に踏み切る可能性があると報じられたが、先週からの流れを大きく左右しそうな材料は出てきていない。東京タイムは連休明けの市場参加者の出方をうかがうため、積極的な売買が手控えられるのではないか。東京株式市場に動意があれば円相場も短期筋の売買から上下するだろうが、決算発表シーズンのため株価の方向感は限定的か。
 
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