見通し(東京市場 株式) 米株安を受けて売り先行も祝日や重要イベントを前に薄商い

2014年04月28日 08:02

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14200円-14400円。米株安を受けて売り先行で始まるとみられ、その後は大型連休を控えて様子見ムードが強まると想定する。30日に結果が発表される日銀の金融政策決定会合、米FOMCの内容も気になるところで、薄商いに拍車をかける状況となるだろう。全体相場が弱含みで推移する中、企業決算を手掛かりとした選別物色が進むとみられ、上方修正や好業績観測銘柄に短期資金が集まりそうだ。経済指標では8時50分に3月商業販売統計が発表され、ザラ場中の企業決算では13時に積水化学(4204)、三菱電機(6503)、14時にKADOKAWA(9477)、東ガス(9531)などが注目される。
 
 25日のNY株式相場は下落。ウクライナをめぐるロシアと西側の対立が緊迫化してきたことや一部決算を嫌気した。ダウ平均は前営業日比140.19ドル安い16361.46ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比72.78ポイント安の4075.56ポイント、S&P500は前営業日比15.21ポイント安の1863.40ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ130円安の14330円、ドル建ては110円安の14350円で終えた。