見通し(東京市場 株式) 小安い地合いの中で決算を手掛かりに選別物色

2014年04月25日 08:03

東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14300円-14450円。売り先行で始まった後は値幅の狭いレンジでのもみ合いが想定される。その中で決算を手掛かりとした選別物色が進みであろう。ADRでは今期最終黒字見通しのアドバンテスト、14.12期見通しを上方修正したキヤノンが上昇しており、好決算銘柄の動きが相場の下支えとなりそうだ。経済指標では、8時30分に発表される3月全国消費者物価指数に注目。決算発表では、昼休み中に川重やデンソー、後場ザラ場中では神戸鋼やアイシン精機などの動きを注視したい。
 
 24日のNY株式相場でダウ平均は横ばい。米3月耐久財受注を好感する買いは入ったものの、企業決算に対する反応は限定的となった。ダウ平均は前営業日比変わらずの16501.65ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比21.37ポイント高い4148.34ポイント、S&P500は前営業日比3.22ポイント高の1878.61ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ10円安の14410円、ドル建ては20円高の14420円で終えた。