見通し(東京市場 株式) 売り優勢か 金融会合の結果待ちで14000円割れの水準でもみ合い

2014年05月21日 08:11

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは13950円-14100円。米株安や先物価格が14000円を割り込んでいることを勘案すると、日経平均も寄り付きから大台割れとなる可能性が考えられる。ただ、午後に結果が公表される日銀の金融政策決定会合を見極めたいとの投資家が多く、朝方の売り一巡後は安値圏でのもみ合いが想定される。寄り付き前に4月の貿易統計が発表されるが、外部環境ほどのインパクトはないとみられ、仮に結果が良くても相場への影響は限定的であろう。為替水準から輸出関連株は物色しづらい状況で、ディフェンシブ関連を中心に中小型株優勢の相場となりそうだ。
 
 20日のNY株式相場は反落。翌日のイベントを前に様子見姿勢が強い中、小売関連企業の低調な業績が嫌気された。ダウ平均は前営業日比137.55ドル安の16374.31ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比28.92ポイント安の4096.89ポイント、S&P500は前営業日比12.25ポイント安の1872.83ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ80円安の13980円、ドル建ては65円安の13995円で終えた。