見通し(東京市場 株式) 円高基調が重しとなり小幅な値動きに

2014年05月01日 08:41

東京市場は小じっかりの展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14300円-14400円。米株市場ではダウ平均が4カ月ぶりに史上最高値を更新したが、為替相場で円高が進んだことでADRは軒並み下落。先物にサヤ寄せする形で朝方は買いが入るとみられるが、上値追いとなるほどのモメンタムはなく、前日同様に小幅な値動きに収斂すると考える。経済指標では、10時に発表予定の中国4月製造業PMIに注目が集まる。企業決算では13時の伊藤忠(8001)、住友商(8053)、14時のローム(6963)などの動きが気になるところ。
 
 30日のNY株式相場は続伸。堅調な経済指標や企業業績を背景に景気敏感株などに買いが入った。ダウ平均は前営業日比45.47ドル高の16580.84ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比11.01ポイント高の4114.55ポイント、S&P500は前営業日比5.62ポイント高い1883.95ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ70円高の14290円、ドル建ては85円高の14305円で終えた。