東京為替概況 ドル円は10日ぶり高値も伸び悩み 値動き緩慢

2014年04月18日 16:01

18日の東京市場でドル円は一時102.57近辺と今月8日以来の高値を付けた。株式市場で日経平均株価が100円超の上げ幅になる場面で高値を付けた。その後は、上海株が下落して始まり、日経も上げ幅を縮める中でドル円は102.30台まで値を一時落としている。本日安値は早朝に付けた102.33近辺。
昨晩の良好な米経済指標と、ウクライナ情勢を巡って米ロなどが緊張緩和に向けて合意したことから米長期金利は上昇、ドル円を押し上げたが、海外勢の動きが乏しい中で上値は限定された。麻生財務相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について、6月の成長戦略の改訂作業の中で運用のあり方が議論されるのが正しいとの認識を示し、日本株の買い増し観測が出たことから日本株には買いが入った場面もあるが、為替市場では新味に欠けるとして特に材料視はされなかった。
 
本日は聖金曜日で豪州やNZ、香港、シンガポールなどが休みで欧州市場も休場となる中、市場は閑散としている。ユーロドルは1.3809-17レベルでの推移に留まり、豪ドル/ドルは0.9324-39レベルと膠着している。この後も終日、値動きは緩慢となりそうだ。
 
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