東京市場概況 頭重いが、値幅は小さい

2014年05月16日 15:39

16日東京市場は小動きながらドル円クロス円の頭がやや重い展開となった。前日のNY市場で米債利回り低下や株安などを受けてドル円が101円台半ばを割り込むなどドル安円高が進行した後を受けての東京市場。日経平均が寄付きから200円超の下げになるなど、株安の動きが続いたが、この動きは想定済みとして、朝方はポジション調整の買い戻しがやや優勢な展開で始まった。しかし、売り遅れ意識が強い中、戻りが鈍く、頭の重い展開に。日経平均が前引けを前にして下げ幅を広げると、ドル円も再び101円50戦を割り込むなど、頭の重い展開が続いた。もっとも、前日の安値を割り込んで下を売りに行くほどの勢いも見られず、結局は安値圏もみあいに。
ユーロドルなども小動きで、主要通貨は目立った動きを見せず。そうした中で目立ったのは後場のインドルピー買い。本日か意表が行われたインド総選挙で、モディ氏率いる最大野党人民党が単独で過半数を獲得するなど、野党連合がわが勝利し、モディ氏が次期首相につくことが確実になったことで、一気にインド株高通貨高が進行した。グジャラート州にインド有数の経済成長をもたらし、工業化した手腕が期待されてのもの。
 
 
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