東京市場 午後概況 高所恐怖症、オプションSQ前でドル円の値動き荒い

2014年11月12日 15:50

東京タイム午後の為替市場で、ドル円は調整含み。東京株式市場のクローズにかけては115.10円まで下げた。
 
ドル円は昨日約7年ぶりの高値である106円台に到達したものの、節目到達後は利益確定を交えて一進一退。105円前半から106円ちょうど前後にかけて値動きが荒い。オプションSQ前で東京株式市場の値幅が出やすいこともドル円を揺さぶった。日経平均株価は300円超上昇した後、72円高まで上げ幅を縮小して大引けを迎えている。
 
黒田日銀総裁の発言が伝わった。「機動的な金融政策は可能」、「これまでも反対意見あった」、「(前回の決定が僅差だったことについて)異常な事態とは思っていない」などと述べおり、さらなる追加緩和にためらいはないようだ。前回の決定会合で賛成票を投じた宮尾日銀審議委員は「10月初めに想定した以上に原油下落のスピードが速かった」と語っている。
 
政府関係者の発言として「消費増税は17年4月まで延期される可能性がある」と報道された。昨日は消費増税が見送られるとの観測が強まったことで株高・円安に振れたが、本日の反応は鈍かった。
 
ユーロ円は144円前半が重く、143.73円まで軟化。ポンド円も183.32円まで値を下げた。豪ドル円は100.07円、加ドル円は101.43円まで安値を更新。
 
ユーロドルは1.2495ドルまで小高く推移。ポンドドルは1.59ドル前半でしっかり。ドルに持ち高調整の売りが入っている。NZドル/ドルは0.7852ドルまで堅調に推移。
 
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