東京市場 午後概況 雇用統計への期待を維持しながらドルじり高

2014年08月01日 15:55

東京タイム午後はドルがじり高。米7月雇用統計の発表を今晩に控えるなか、労働市場改善への期待感も背景に足元のドル高地合いが維持された。ドルインデックスは81.5近辺と、昨年9月以来の高水準を維持して推移。ドル円は102.95円までじりじりと上値を伸ばし、ユーロドルは1.3383ドルまでレンジ下限を拡大させた。後場の日経平均は15500円台で下げ渋ったが値動きは狭く、時間外の米長期金利は2.57%付近で横ばいが続くなど関連市場は模様眺めムード。イベントを前にフローの勢いは限られたものの、ポンドドルは1.6868ドル、ドル/加ドルは1.0925加ドルまで対ドルで軟化するなどドルの底堅さが確認された。黒田日銀総裁による、内外情勢調査会での会見内容が伝わったが、引き続き従来の見解が繰り返されるだけにとどまり市場が興味を引く内容は見受けられなかった。
 
オセアニア通貨も小動き。中国7月HSBC製造業PMI・改定値の下方修正を受けた動意も限られていたことで、午後は豪ドル/ドルが0.92ドル後半、NZドル/ドルが0.85ドル付近で横ばい。豪ドル円は95円半ば、NZドル円は87円半ばで目立った動意はなかった。
 
 
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