東京市場 午後概況 週末の微調整でやや円買いも動意は限定的

2014年05月23日 15:39

東京午後の為替市場で円相場は小動き。若干円が買われる場面はあったが、日経平均株価が高値もみ合いを続けたため、円相場の動意は乏しかった。今週末に行われるウクライナ大統領選を控えて警戒感はあるものの、前もってポジションを傾けるような動きは見られなかった。フィッチがギリシャの格付けを、S&Pがスペインの格付けを引き上げたが、短期的なユーロの反応は限定的。
 ドル円は101.62円までやや重くなった。今週21日安値の100.81円から本日の東京タイムにかけて約1円反発しており、わずかに反動が出たようだ。ユーロ円は138.69円、ポンド円は171.46円、加ドル円は93.26円、NZドル円は86.97円まで小幅に円が買われた。
 ユーロドルは1.36ドル半ばで小動きだが、欧州中央銀行(ECB)が来月追加緩和に踏み切る公算であることから引き続き重い。1-3月期の独GDP確報値は速報値と変わらずで、手がかりになっていない。ポンドドルは1.68ドル後半でもみ合い。
 豪ドル/ドルは0.92ドル前半でしっかり。午前から豪ドル買い優勢の展開が維持されているが、午後の動意は限定的だった。NZドル/ドルは0.85ドル半ばで横ばい