東京市場 午後概況 調整で円は全面高、オセアニア通貨は年初来安値

2014年12月09日 15:39

東京午後の為替市場では調整の円買いが優勢。週末の衆院選や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてポジション調整が主体となった。東京株式市場にも利益確定の売りが入っている。
 
ドル円は120.00円、ユーロ円は147.80円、ポンド円は187.75円、加ドル円は104.49円、豪ドル円は98.90円、NZドル円は91.64円まで下げた。クロス円の下げが比較的きつい。
 
ユーロドルは1.2292ドルまで弱含んだ後、1.23ドル前半へと戻した。ユーロ円の下げが重しとなっている一方で、対円でのドル安がユーロドルをサポート。豪ドル/ドルは0.8224ドル、NZドル/ドルは0.7609ドルまで年初来安値を更新。鉄鉱石や乳製品など豪州やNZの主要輸出品目の下落傾向が重し。昨日の中国貿易統計が弱かったことも尾を引いている。