東京市場 午後概況 膠着 次なる動き出しのタイミングも見定めづらい

2014年06月25日 15:11

午後は前日比100円安付近を中心に底練りを続ける日経平均株価の動向を受け、ドル円やクロス円の戻りの鈍さが目立った。もっとも、ドル円は午前につけた101.87円を割り込むこともなく、これまでの値幅が10p程度と「膠着」といった言葉以外に適切な表現が見当たらない展開。クロス円もポンド円が172.87円、豪ドル円が95.32円までわずかにレンジ下限を広げたものの、ユーロ円は138円半ば、NZドル円は88円半ば、加ドル円は94円後半でもみ合い。月末・四半期末を控えて動きにくさがあったほか、米国の金融政策イベントや本邦の成長戦略の閣議決定などが、ドルや円相場の動き出しのエンジンとならなかったことで、次なる動き出しのタイミングを見定めづらい状況。株式市場のボラティリティを考慮すれば株価と円の相関性も引き続き低い。
 対ドルの値動きも極めて小幅。ユーロドルは1.36ドル前半で10p未満のレンジ。ポンドドルは1.69ドル半ば、ドル/加ドルは1.07加ドル半ばで推移した。海外市場からのオセアニア通貨安は朝方で小休止し、豪ドル/ドルは0.93ドル半ば、NZドル/ドルは0.86ドル半ばで戻りこそ鈍いが下値は限定的。
 
 
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