東京市場 午後概況 米雇用統計控え様子見ムード、株価の動意も薄い

2014年04月04日 15:41

 東京タイム午前に続き、午後も今晩の米雇用統計を控えて一層様子見ムードが強くなり、マーケット全体が動意に乏しい展開となった。後場の日経平均も小幅安水準で小動きが続き手かがりは少なかった。ドル円は103.83円までわずかに安値を更新したが、高値は103.96円と本日これまでのレンジは13銭にとどまっている。米雇用情勢の改善期待から底固さはあったが、104円台では売り圧力も強かったもよう。昨日、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「量的緩和を討議した」と発言したことを受けて弱含んだユーロは軟調地合いを継続させ、ユーロドルは1.3696ドル、ユーロ円は142.25円まで下押してともに昨日の安値を下回った。
 そのほかの通貨の動意も限定的。前日に英3月サービス業PMIが5カ月連続で前の月から鈍化したことも尾を引き、ポンドドルは1.65ドル後半、ポンド円は172円前半で上値の重い動きが続いた。また、足元で調整安を強いられていたNZドルは下げが一服し、NZドル/ドルは0.85ドル半ば、NZドル円は88円後半で小幅な振幅となったほか、豪ドル/ドルは0.92ドル半ば、豪ドル円は96円前後の狭いレンジ内の動きにとどまった。