東京市場 午後概況 米雇用統計待ちで動意薄、ドル円102円半ば

2014年05月02日 15:29

東京午後の為替相場は午前同様に米雇用統計の結果待ちで動意は限られたが、わずかに円売りが優勢となった。日経平均も明日からの連休を控えて薄商いのなか、小幅安水準でのもみ合い相場が続いた。また、時間外の米10年債利回りは2.620%付近で横ばい推移。後場に入って、東証株価指数(TOPIX)がプラス圏に浮上し3日続伸となったことも好感されて、ドル円は102.49円までレンジ上限を広げた。ただ、本日これまでのレンジはわずかに23銭にとどまっている。ドル円はこの2週間近く102円台を中心とした方向感に欠ける動きが続いており、米雇用統計が動意づける手がかりとなるか注目される。クロス円も底固い動きで、ユーロ円は142.05円、ポンド円は173.06円、豪ドル円は95.05円、NZドル円は88.46円まで足もとの高値を更新した。ただ、方向感は出ず値動きは限られている。
 対ドルでも米雇用統計を控え、狭いレンジ内での推移。連日1.39ドル大台復帰に失敗したユーロドルは1.38ドル半ばでやや重い動きとなったほか、昨日に強い英製造業PMIを背景に2009年8月以来の高値となる1.6920ドルまで上昇したポンドドルは1.68ドル後半で堅調さを維持している。本日は建設業のPMI発表が予定されている。また、豪ドル/ドルは0.92ドル後半、NZドル/ドルは0.86ドル前半で動意が鈍い。