東京市場 午後概況 米雇用統計を控えて為替市場は小動き

2015年02月06日 16:04

東京午後の為替市場は小動き。本日は米利上げ開始時期を左右する可能性がある米雇用統計が発表されるため、東京午前から値動きは乏しい。ドル円は117円前半、ユーロ円は134円半ば、ポンド円は179円後半でもみ合い。日経平均株価は100円超の上げ幅を維持したまま動意を失った。岩田日銀副総裁の発言が伝わり、「15年度を中心とする期間に物価2%に達するとみている」と繰り返した。追加緩和がなければ物価目標達成は難しいとみられている。
 
豪ドル/ドルは午前に0.7859ドルまで上昇後に伸び悩んだものの、0.78ドル前半で上げ幅を残している。豪準備銀行(RBA)は今週利下げに踏み切ったうえ、追加利下げ観測があるものの、豪ドル売りに積極性はみられない。NZドル/ドルは0.7434ドルまで強含み。NZの主要輸出品目である乳製品が低価格帯から持ち直す兆候をみせており、NZドル/ドルには買い戻しが優勢。
 
ユーロドルは1.14ドル後半で推移し、ユーロショートカバーの流れが継続。ギリシャの債務交渉は案の定難航しているが、想定の範囲内である。ポンドドルは1.53ドル前半で昨日からの高値圏を維持。